五戒に「感謝して」がありますが、これが案外と難しい。「怒るな」や「心配すな」というのは、自分で出来ていないという自覚がしっかり生まれますが、感謝することは自分で出来ていないのが分からない場合が非常に多いです。日頃、家族に色々やってもらっていることに気がつかない、同僚や部下にやってもらっていることを当たり前だと思う。「あたりまえ」ということに関しては雑感に書きましたが、色々なことが当たり前になって、感謝の念が薄れてしまう、無くなってしまうことが多いのですね。十分に感謝が出来ていないと、人は傲慢になったり、起こりっぽくなったり、いらいらしたり、旨くゆかないと他人のせいにしたり、メンタルにマイナスの現象が起こってきます。
レイキを使ってゆくと、まずこのような不思議な素晴らしいエネルギーが、こんな自分でも簡単に使えるようになる、そのような自然や宇宙に感謝したくなります。何ともありがたいことです。
それから、レイキを人にしてあげること自体が嬉しいことです。こんな自分でも、ヒーリングやセラピーを受けてくれる、クライアントが自分にゆだねてくれる、同時に責任も生じますが本当にありがたいことです。
レイキを受けてくれた相手が喜んでくれる、「ありがとう」と言ってもらえる。もしも、相手を治そうとか、良くしようとか、変えようという気持ちで接していれば「どうだ、良くしてやったぞ」「俺のおかげで良くなった」という高慢ちきになりますが、レイキは送る人が完全に自然体でいるので、受けた人が良くなったり、効果が出て感謝されても、それが「あたりまえ」とは感じられなくて、逆に喜んでもらえるなんてなんてありがたいことなんだ、という気持ちになるものです。
感謝できるというのは、自分の心が穏やかになりますし、生きていて嬉しいという感覚も生まれてきます。いろいろなことに感謝できるようになると、生きること自体が楽しくなります。