これは精神性・霊性とはちょっと違う側面ですが、レイキを使って行くと、世界観が変わります。「世界」というのが、これまで自分が認識していた世界ではないのだという発見をします。
私達は、赤ちゃんで生まれて、子供に成長して、大人になって、だんだん「常識」とか「当たり前」とか「身の回り法則」を身につけて行きます。大人になると、いろいろなことが「これが普通」「それは非常識」「非科学的だ」と判別をつけて行きます。
レイキは、この常識を覆して行く事態を起こします。ただ手を当てて、
病気が治る?
ケガが治る?
気なんてもの存在している?
何も意識しないのに気が出る?
科学的に理解できないモノが自分で使える
遠隔でエネルギーが送れる?
常識では、こんなバカげたことが起こるはずはない、極めて非科学的なことで、あり得ない、怪しい、いかがわしい、そう考えられることが、自分の目の前で起こるという事態に遭遇します。
レイキは他のスピリチュアルな話のように、金星人がどうのとか、プレアデス人がどうのとか、アトランティスがどうのとか、そういう自分から離れた話ではなくて、上記の不思議なことが、自分の手の内で、身近に起こります。起こるというか、自分で起こせるようになる。
これは、私達の「常識」とはかけ離れていて、本当は天地がひっくり返ることのはずです。学校で教わる常識とか科学的なこととは正反対ではないでしょうか。レイキの特長は、それが自分の身の回りで起きて、かつ自分で実証できることです。
他の空想的なスピリチュアルな話と違って、レイキの場合は、一般の常識ではあり得ないこと、不思議なことが、まさに自分の毎日の生活の中で、普通に全く努力の必要なく、起こる・起こせるということです。日常と非日常が融合します。
この、これまでの常識を覆すことが、自分と自分の周りで起こるということは、その人の世界観を大きく変えます。これまで、自分が「そうだ」「そうではない」と判断していたことが、自分の目の前で変わることは、大きなインパクトになります。私達の「常識」「科学的知識」「医学」が違っている、「当たり前」が間違っている、それはその人の世界観を大きく広げます。そうか、世界は自分がこれまで「世界」だと思っていた世界よりも、ずっと広いものだったんだと気がつきます。
もちろん、これは人間の限界、小ささを新たに認識する一方、逆に世界の広さ、単に科学的では捉えきれない奥行き、私達人間の可能性、本来持っている力を、再認識することになります。これまで、学校や一般常識で教わったり身につけたことは、真実の一面に過ぎない、時には誤りだと気がついたときに、意識の拡張が起こります。これによって、何かが起こったときに、深い真実を見ようとする目、一般常識よりも広い視野で理解しようとする新しい意識が芽生えます。これまでは、学校で教わったこと、テレビで見たこと、新聞で読んだことが正しいと思っていた段階から、いや世界はもっと広いのだ、もっと知ろう、感じよう、常識を精査しよう、という気持ちが生まれます。
自分の身の回りの世界、いやもっと身近なただの自分の手の内からして、世界は常識では捉えきれないということが分かると、「当たり前」が縮小して、何かが突然起こったり、物事が動いたりしたとき、動揺することが減って行きます。大地震があっても、飛行機がビルに突っ込んでも、まあそういうことがあるかもしれないと思えるようになります。これは、感覚の麻痺ではなくて、意識の拡張なんです。「起こっても良いこと」「起こる可能性のあること」が以前の自分の思っていた範囲よりも遙かに広がってくるということです。それによって、今まで不要に抱いていた恐れや心配が縮小して行きます。
単にこの小さい人類が捉えて頭で理解していたことから解放されて、本当の宇宙のあり方に目が向けられるようになる、そういう意識の拡張が起こるのです。そして、そんな不思議で素晴らしい宇宙に対する感謝の念が生まれます。