直傳靈氣の修了書

香りの森
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直傳靈氣は、戦前の純粋な霊気を再現していますが、修了証も当時のままの形式を継承しています。ここではその作り方をご紹介します。私にとって、修了書作りの最大の難関は「筆書き」です! 小学校の習字の時間は、超~不得意でした。大人になって筆を使うなんてあり得ないと思っていました。しかし、これも日本文化の勉強です。幸い私の父は、筆の達人なので、教えを請うて、下手くそですがなんとか「字らしきもの(笑)」が書けるぐらいなりました。(子供の頃油絵をやっていたので筆は使えますが、左利きなので、筆というものを右手で使うこと自体が難しいのです・・・)

準備まずは準備ですが、墨と硯を用意します。硯は父からもらった珍しい丸い硯です。しかし特別なものではないです。墨汁を使うと、印刷のように黒の濃淡が無くなってしまって、せっかくの筆書きの味が出ないの、ちゃんと墨を摩っていきます。

墨をする すった墨一見面倒くさいことをわざわざするというのは、日本的だと思います。今を楽しむというか、墨を摩るのは一種のヴィパッサナー瞑想で、ちょっとボーッとなりますね。単純な動作の繰り返しをしていて、ほんのりと墨の香りが漂ってきて、癒しの作用があります。私はギッチョなんで左手で摩っています、済みません。

辞書を使う次はとても大事なのですが、書き順を辞書で調べます。筆書きでは、筆順でその全てが決まってしまうといってもいいです。正しい筆順で書くことで、まともな文字が書けます。これも、実際にやってみると驚きで、自分が覚えている書き順がかなり間違っていることが少なくありません。小学生に戻った気分です。

書き順を確認して、半紙に受講生の名前を練習します。最初の頃は書いたことがない漢字ばかりでしたから、とにかくこの練習時間がかなりかかりました。そして、当初は自分の名前すら満足に書けませんでした。そして画数の多い漢字よりも、単純な「山」とか、「口」とか、「川」とか、「子」とか、「一」とか、単純な漢字は何度書いても難しいです。最初の頃は「川」のような漢字で、縦のラインがどうしてもヘナヘナしてしまって、まっすぐに書けませんでした。それから、案外難しいのがひらがなです。漢字は直線的なんですが、ひらがなは曲線的で優雅で、安定した手の動きが出ないと、超ヘタになります。だから、自分の「まさき」もずいぶんと苦労しました。ひらがなに筆書きの極意があるのでしょうね。

修了書の用紙半紙で、ある程度まともに書けるようになったら、いよいよ恐怖の本番です。これはとにかくやり直しが利かないので、腹をくくって肝を据えてやるしかありません。最初の頃はかなりビビリました。

ところで、筆だけは本物ではなくて、実は筆ペンを使っています。筆ペンの墨は使わずに、筆先のみを利用しています。修了証(厚めの奉書紙)のように、硬めの紙で文字が小さいと、筆先がきちんと揃っていないと、やたらケバケバした文字が出来てしまうんですね。最初、このことで困って、直傳靈氣の事務局に相談したところ、筆ペンを使えばよいと教わりました。この点はまだ修行が足りませんが、これでうまく行っています。

名前この修了書に使っている紙は、とても堅めで、半紙に書く時の感覚と全く違います。ですから、最初の頃は、半紙ではうまくいっていると思って本番に臨んでも、実際の修了書に書くと全然違う、超下手ということが頻発していました。今では、フェルトを敷くのを止めたら、かなり書きやすくなり、まあまあになってきました。

いずれにしても、失敗できないというプレッシャーに向かい合いながら、出来るだけリラックスして、縮こまらないでバランスの取れた字を書くというのは、もの凄い精神修行です。

この受講生の名前書きが終わると、精神的にはもう90%は終わった気分になります。

日付と署名幸いにして!受講生の名前が書けたら、今度は日付と、自分の名前を入れます。これには一段小さい筆を使います。この部分は、今ではかなり慣れてきて、サクサク出来るようになりました。しかし、妻に言わせると「いつまでも自分の名前もうまくならないね」ということです(笑)。

ハンコ墨が乾くのを待って、ハンコを押していきます。修了書には三種類のハンコを使います。1)受講生の名前上部にある「心身改善臼井霊気療法」という印(写真右)、これはツゲで出来た印で、本来は芳名録と合わせて照合のための割印として使っています。2)日付の上から修了の中程に捺す「直傳靈氣研究会」の大きな印(写真中央)。3)自分の署名に捺印する角印です(写真左)。当然ですが、前者の2つは直傳靈氣研究会から来たものです。

 朱肉朱肉も本格的なものです。石油系のまがい物ではなくて、本当の朱肉です。そして、こんなデカイ朱肉は普段は見たことがないでしょう。これは、大きな角印のためで、角印ギリギリの大きさだと、使っていて表面に癖がついて、一様に付かなくなるためと説明を受けましたが、私みたいに頻繁に使わなければ、もう少し小さくても良いと思いました。でも凄く特別な感じがするのでOKです。

捺印筆書きほどではないですが、捺印の瞬間も失敗が許されないので緊張します。せっかく筆書きが終わって、ここまで来てドジったらほんとに悲しくなりますから。捺印は緊張しますが、かなりルーチンワークで出来るようになりました。まあ、慣れてきた頃が危ないかも知れないので、用心用心。

完成捺印が終わると、とりあえず完成です。余分な朱肉のインクは紙を重ねて撫でて吸い取ります。石油系の朱肉ではないので、完全に乾くまでにはかなりの日数かかりますが、とりあえず一日ほど放置します。まだ、完成ではありません。

霊授最後に、五戒の掛け軸の前で修了書に霊授をします。これも戦前からの習わしです。伝統霊気では物に霊授をして、お守りにしたりするという事がありました。水晶やハンカチに霊授をしてお守りにしました。霊授することで、それ自体がエネルギーを出すようになります。写真で修了書が乗っているのは「三方」という、これも伝統的な日本の用具です。神道の用具ですが、身近なところでは、お月見のお団子、お正月のお供えを乗せるものと言えば分かるでしょう。何でもいいので、大事なものを乗せておく、ちょっとした便利なグッズです。結婚の結納品を乗せたり、果ては切腹の時の短刀を乗せたり、何にでも使えちゃいます。これは、日本人の「物を敬う(うやまう)」という心を表した素晴らしい習慣です。本来は、日本人は「物」に対して特別の感覚を持った民族です。

以上ご紹介したように、伝統霊気の修了書作りというのは手間とエネルギーがかかって、ある意味面倒なものですが、ここに日本の文化の真髄の一端があります。やってみると分かりますが、これは自分の心にも良い作用があります。師範や師範格が心を込めて、自分のエネルギーを注入するという意味もあります。これだけの手間をかけると霊授しなくてもかなりのエネルギーが転写します(西洋レイキのレベル3を受けた人は私の言っている意味が分かるはずです)。ですから、手間はかかりますが、あなたがもし直傳靈氣の師範や師範格でしたら、事務局に筆書きしてもらうのは止めて、自分で作成していくことを強くお勧めします。それによって自分が学ぶ面が沢山ありますから。セミナーの内容だけが「伝統」霊気ではないと思います。こういう事を一つ一つ継承していくのは、伝統霊気をやっている人の責務ではないでしょうか。

直傳靈氣の修了証の額が欲しい方はここに情報があります

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