超高齢化社会で、今や認知症は、極々当たり前の病気?になってきてしまっています。レイキでどのように対応していったら良いのでしょうか? もちろん、レイキはしっかり使えるのですが、認知症の場合は生活改善が非常に大事だということをお伝えします。
高齢者の脳は、加齢による脳梗塞で、徐々に血流が悪くなり、様々な機能低下を起こします。また、同時に老化によって「出来ないこと」が増えたり、様々な刺激がなくなっていって、脳を使うというレベルも低下して、使わない→退化する という現象が起こります。記憶力、理解力、知的な機能、判断力も低下します。
ポイントは2つあります。
(1)いかに、脳の血流を改善するか
(2)いかに、刺激を与えて脳を使わせるか
です。
これらを実行することで、認知症は進行をストップしたり、ある程度の改善を図ることは決して難しくありません!
レイキを頭に使うことで、脳の血流を改善できます。脳内に安全に作用させる方法は、レイキ以外にはないといっても過言ではないです。単純に、頭を夾む形でレイキしてあげれば良いです。とても効果があります。手を当てるポイントはヒビキで調整します。
高齢者の場合は、治癒反応が非常に遅くなっている場合がしばしばあります。手を当てても、熱感が出てくるまでかなりかなり時間がかかる場合もあります。ですから、特に初回の施術は10分や20分ではダメ! 30分、40分、60分かけても良いですから、ちゃんと熱感が出てくる段階までレイキをしてあげて下さい。そうでないと、治癒力が活性化しません! この点良~く肝に銘じて下さい。
初回に十分な時間を使って、治癒力を呼び起こしておけば、2回目3回目の反応は、徐々に早くなってきて、それほど時間を使わなくても済むようになります。
もちろん、出来るだけ、毎日小まめにレイキをすると、効果が出やすくなります。毎回しっかりと、熱感が出てくるまでやってあげたいですね。
また、血流をよくするお薬があります。漢方もあります。これらは、医師に相談して下さい。
レイキだけではダメです!!
そもそも、認知症は、生き方のそのもの問題から来ているのです。高齢になると、様々な刺激がなくなってきます。子供も巣立って滅多に会いに来ない、友人もどんどん亡くなっていなくなる、友人も高齢化して会えなくなる、社会の変化も当たり前で驚かなくなる、等など。[刺激がない → 脳の活動が低下して行きます]
もう一つは、加齢で自分が出来ない事が増えていく事です。男性にとっては仕事が出来なくなる、定年や病気で退職したとたん認知症が起こる男性もいます。女性の場合、家事が出来なくなると認知症が加速する場合もあります。車が運転できなくなる、自転車に乗れなくなる、外出できなくなるなど、これからは全て生きる意欲の低下、そして脳機能の低下につながります。
自分の家族が認知症になった場合、「えっ、どうして?」と思われるかも知れませんが、実際に自分がその家族が置かれている状態に自分を想像したら、そうなることは簡単に理解できることが多いものです。友人や家族との接触が減り、自分で出来ることが減り、刺激がなくなり、出来ないことが増えていったら、日々生きる事への意欲も減り、脳も自然と退化してしまうのは目に見えるようです。認知症は病気という側面もありますが、むしろ単純な退化とも理解できる現象です。
まずは、認知症は助けが必要です。本人達だけでは、悪循環になるだけです。外からの刺激が大事ですので、家族はしっかりとした方針の下に、本人達の生活習慣を改善してゆくハッキリとした方向性をもって、取り組んでいって下さい。今日では、在宅介護の制度がかなり整備されていますので、自分たちだけで処理しようとせずに、「要介護」ではなくて「要支援」レベルからどんどん申請しておくと、あとが非常に楽です。
高齢になると、いろいろなことが出来にくくなり、まわりはついつい手を出してしまいがちですが、これが認知症につながります。下手でも、遅くてもいいから、多少苦労しても、危険を伴わない限り、出来るだけ自分でやらせる、これが大事です。パソコンやスマホを使うのもとても良いです。
高齢になると、自分は他人の世話ばかりになって、役に立たないと感じるようになり、これも生きる意欲の低下につながります。掃除、洗濯、料理、買い物などの家事を分担させて、他人の役に立っているという実感をもってもらいましょう。料理のような段取りが必要なことは、認知症の予防・改善に効果があると言われています。
これは中年になってもそうですが、新しいことを学習する機会がなくなり、脳の機能が低下します。パソコンを習う、スマホを習う、メールを使う、お習字をする、料理を習う、何でも良いので、自分がこれまでやったことがないことは、大いに刺激になるものです。
音、香り、視覚、聴覚、味覚、触覚で、良い刺激を与える。食事も、たまには出来たてのおいしいものを食べてもらって「おいしい!」と感じることが生きる意欲につながります。病院食、介護食、施設食、出来合いのものばかりでは、食事も楽しくなくなります。
レイキも効果はありますが、認知症の改善・予防には、この生活改善が、まずは大前提になります。これをやらないで、レイキだけしても上手くは行きません。
考えても見て下さい:
友人もほとんど死んでしまった
家族も滅多に来ない
簡単に外出できない
出来ないことばかり
人の役に立たない
自分の役割がない
毎回似たような食事
人に面倒かけてばかり
新しいことがない毎日
誰だって、こういう環境に置かれれば人間的な脳の活動はどんどん低下していってしまうこと間違いありません。認知症は生き方を見直すことが必要です。
ある時点から、認知症が急激に起こった場合は、
それは脳腫瘍などの病気による場合もあるので、
必ず医師の検査を受けられて下さい。
レイキでのメンタルな施術(一般的なアプローチ)