雑感: 怒るな

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怒らないこと

レイキの五戒の中でも「怒るな」は一番最初に来ていますし、実行するのもなかなか難しいことですね。このことに関して「怒らないこと」(ISBN=9784901679206、サンガ新書刊)という本が出ています。怒るなということをテーマにした大変に貴重な本です。著者はアルボムッレ・スマナサーラというスリランカの仏教の長老さんで、日本で長く住んで自分で日本語の本を沢山出しています。いわゆる仏教家が書いた本は、うんちくや理屈が多くて読みにくいのですが、この方の日本語は平文でとても読みやすいです。

この本はレイキとは直接の関係はないですが、非常に参考になります。とてもお勧めです。怒ることがどんなに悪いことがあって、利益にならないか、愚かなことか説得してくれます。そして、どうやったら、怒らなくなるかという点も、一定の指針を与えてくれています。もちろん、レイキを使うことも怒りを少なくはしますが、意識的に怒りをなくす生活は絶対に必要です。

「怒りの人間は動物以下」
「怒りはひどい猛毒」
「怒ればただのバカ」

など怒りを断罪しています。怒りというのは毎日の生活で本当にあれやこれやと起こりますが、怒ることによってプラスになることは何一つ無いということです。怒れば人間ではなくなる、怒ったほうが負けているということです。

著者が強調しているように、怒りは外部から来るものではなくて、自分の中から作り出すものです。原因としては二つあって、(1)「不快に感じる、不快に思う」、そして(2)「自分は正しくて、相手は間違っている」と思っているからです。まず、何を快と感じて、何を不快と感じるかは、人によって千差万別です。ある現象や感覚がたまたま自分にとって不快だから、怒りが出てくるだけで、それは自分が作り出しているのですね。
また、「何が正しい」なんて本当は神様しか分かりません。「正しい」という概念自体が相対的で、時代や状況、社会やグループ、男性、女性、年齢、もちろん個人個人によってその判断は違うでしょう。物理法則だって適用限界のない法則は存在しません。つまり自分が「完全に正しい」というのは原理的に絶対あえないのです。そもそも、それ以前に普通の人は間違えだらけでしょう。著者が指摘しているのは「自分は不完全で、間違いだらけだ」と分かれば怒るなんて出来なくなるということです。これは本当にそうだと思います。

そして著者は「強盗に刺されても怒らない」と決断できれば、どんなことでも怒らなくなると言っています。これはなかなか難しい決断ですが、死に際に怒ってみても一銭の得にはなりませんので、確かに怒らないほうが良いのです。これが決断できれば、他のことは全部怒る必要はなくなるのでしょう。

怒りを正確に理解するには、この本の第2巻「怒らないこと2」も読まれると良いです。この二巻目は「生きることは苦」等の仏教的な視点が増えるので、楽しくレイキを使っている人には抵抗があるかもしれませんが、怒りを「基本の怒り」「激怒」「怨み」「軽視」「張り合い」「嫉妬」「物惜しみ」「反抗心」「後悔」「異常な怒り」と細かく分類しています。これがとても大切だと思います。いつも、自分の感情を観察・分析して(つまりヴィパッサナーして)、怒りに基づいた感情、怒りに結びつく感情が敏感に感じ取れるようになると、かなり冷静になってきます。

香りの森でレベル3を習われた方は、理解されていると思いますが、私達の周りにはポジティブなエネルギーが沢山あります。もちろん、レイキを送ること自体がポジティブなエネルギーなので、レイキを使ってゆくと自然に肯定的な世界観になってゆきます。綺麗な花がある時に、仏教的な考えでは「花が綺麗に見えるのは、単に自分の自我がそう感じさせている」と解釈すると思いますが、私はそうは思いません。花は周りにポジティブなエネルギーを送っているのです。そして、仏教的には「そういった花もすぐに枯れてしまう、すべてが無常」と捉えますが、レイキを使っていると「いつでも、どこでも、無尽蔵に使えるポジティブなエネルギーが存在する」という無常観とは少し違うことに気がつきます。レイキの場合は意図のないエネルギーなので、価値観や世界観の違いによる破綻が無いのですね。

私自身は「生きることは苦」とは思っていないので、どうやら仏教徒にはなれないようです(笑)。ただ、私にも良く理解していない部分は沢山ありますので、また加筆修正してゆきます。

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