手の温度、冷え症、レイキについて
これから徐々に寒くなって行きますね。手の温度や冷え症とレイキの関係?について日頃気がついた事をまとめておきます。
受け手がレイキを感じる感じ方というのは、やはり一番多いのは暖かさだと思います。レイキを知らない方や良く理解していない方は、その暖かさが単純に手の温度を感じているだけだと誤解されている場合があります。特にレイキが出来るようになると、一般的には手が温かくなることが多いですから、私もレイキを始めた当初は、レイキって単に送る人の手の温度をエネルギーだと錯覚しているんじゃないのと自問自答したこともありました。
レイキを実践していって、なんとなく(笑)そうじゃないんだと分っても、多少のモヤモヤがあったりしました。これがハッキリと分る機会がいくつかありました。一つは相手の額が自分の手よりも温度が高い場合です。その時は、額に手を近づけただけの段階では受け手は暖かく感じ、更に手が額に接触してしまうとすこしヒヤと感じるというのを受け手の方に指摘されて、そうだそのはずだと納得しました。それからもう一つは極度の冷え症の方からレイキを受けたときでした。この方は本当にすごい冷え症で、アチューンメントを受けると普通はそれなりに手が暖かくなるのですが、この方の手はとても冷たいのです。ところが、服の表面の繊維に触るぐらいに手を置いてもらうと普通の人にレイキをしてもらったときのように暖かいのです。でも、ちゃんと手を置いてもらうとヒヤッとします。実際に手を触ってみるととても冷たいのです。でも、直接触らなければ暖かく感じるのですね。これはまさにレイキが手の温度ではなくて、受け手が暖かいと感じるエネルギーだというとてもハッキリとした証明でした。
ですので、手が温かくならないからといってレイキが出ていないのではないかと心配する必要はないということです。それと、手の冷たい方へのアドバイスですが、もしも手が冷たいまま、あるいは暖かくない状態でレイキをする場合は、相手への触れ方を調整してみてください。服に触れるか触れないかの感じで手を置くと、相手はレイキのあたたかさだけを感じることが出来ます。
それでもセッションをするときは手が温かいほうがやりやすいですから、次の方法を試してみてください。(1)発霊法を行う、これは普通の合掌だけでも効果がありますが、合掌呼吸法がよろしいでしょう。(2)レベルⅠで教えている安らぎ瞑想をします。(3)乾浴、レイキシャワーなどをすると気持ちが切り替わって、手へのレイキの流れが良くなり暖まることがあります。1分程度の短時間で暖めたい場合は、最初にお湯で肘から手を温めてから上記の方法を併用すると反応が早いです。それからこれは少し強引な方法ですが、仙骨や背骨にホッカイロを張っておくと改善しやすいです。手が冷えるときは、小さいホッカイロを脇の下に張っておくのです。冷え症だと末端の毛細血管が縮みっぱなしになってしまって、ちょっとそっとことでは開きにくくなりますので、こういったポイントをホッカイロで暖めて一度毛細血管を開かせてあげると、改善しやすくなる場合もあります。
冷え症に関してですが、非常に多くの割合の女性が冷え症で悩みます。足や手が冷えているからといって、単にその部分を暖めるのでは大きな変化は起こりません。冷え症は末端の症状ですが、その原因は身体の方にあります。特に足の冷え症は、腹部の代謝が落ちている場合が大部分です。お腹の血流が滞って、血流が足へ行かないのです。特に腹部から鼠径部にかけてが滞りやすいです。婦人系のトラブルや便秘などは冷え症も伴っているケースが多いです。
冷え症と感じたらまず腹部と鼠径部にレイキをするのが良いです。(拙著「マイホーム・レイキ」に写真付きで解説があります)そして、鼠径部が暖まったら、今度はヒザ裏、そして足首と順々に上流から末端へ向かってレイキをポイントポイントで送って行きます。滞りやすい鼠径部、ヒザ、足首を活性化して行くのです。これで足まで温まって行きます。
本当は、腹巻き(最近ではインナーとも言う)をすると非常に効果的です。かっこわるい気がしますが効果はとても高いです。あるいはヒザや足首にレッグウォーマーをするのも有効です。
腕が冷える場合は、鎖骨や脇が滞っているためですので、そこへレイキをします。寝床に入ってからの短時間や、電車に乗っている間とかに、鼠径部やお腹にレイキをするだけで冷え症が大幅に改善した人も結構います。
私の経験では、同じ姿勢でジッとしているのは冷える要因のようです。特に冬のコンピューターワークは冷えて身体に良くないです。
冷え症で困っている方で、湯船に入らずシャワーですます方も見受けますが、これも状態を悪くしています。お湯はぬるめにして、長く入るのがポイントです。のぼせてしまう場合は窓を開けて、胸や頭は冷やします。あるいはお湯の量を少なめにします。お風呂は暖まるという意味合いよりも、高ぶった交感神経を押さえて、副交感神経を働かせるのがポイントです。
それから食事はゆっくりと取ります。急いで食べてしまうと、これも副交感神経が働く前に食事が終わってしまいます。特に、お昼休みをほんのわずかの時間ですませてしまって仕事をしている人は陥りがちです。タバコはもちろん良くありません。タバコは血管を収縮させますから、冷え症を悪くしているだけです。
その他に冷え症に極めて効果があるのが短時間のジョギングです。汗をかく寸前の10分間ぐらいのジョギングで十二分に効果があります。特に外気の寒くなるこの時期に行うと、肌は寒い空気に慣れるし、普段血の通っていない末梢の毛細血管が開き活性化されます。1回ジョギングをすると2~3日は暖かでいられます。冷え症に悩まされている方にはとてもお勧めです。
冷え症はレイキが得意とする症状の一つです。冷え症気味の方はこの冬レイキを活用するとても良いチャンスです。また、レイキを使って行くこと自体でも冷え症を改善する事にもなります。是非、いろいろ試してみてください。