どこに手を当てるのかは三通りのやり方があります。目的によって選択したり、場合によっては混合して使います。ネットには「レイキは勝手に悪い箇所流れていく」という記述を見ることがありますが、それは大きな誤りです! どこに手を当てるかで、レイキの効果は全く違ってきます!
これは一番単純ですね。凝っていれば、その筋肉に当てればよいですし、胃が悪ければ胃、ヒザが悪ければヒザなどです。
利点
分かりやすい
何も覚えなくて良い
欠点
1) メンタルな問題の時は頭に当てるのですが、この方法だと「頭のどこに当てるのか」が分かりませんね。これには後術するヒビキが感じれないと、正確な箇所が分かりません。
2) 神経系の問題は、傷みの箇所と患部がずれていますから、いくら痛いところに手を当てても、効果はありません。これもヒビキが感じれれば、患部が正確にわかります。
ヒビキに関しては別ページでご説明していますが、患部や悪い箇所から出る信号のようなもので、レイキを送る人がそこに当てている手に感じる感覚です。(伝統靈氣ではその信号を出す部分を「病腺」と言います)メンタルな問題でも、頭部に必ずヒビキが出ます。また、ヒビキの減衰を感じていくことで、いつ終われば良いかも分かります。
利点
ヒビキを頼りにその箇所に手を当ててレイキを送るのは、100%確実な方法で、治療的な効果を得るには必須の技法です。メンタルな問題でも、神経系の問題でも、ヒビキに従って手を当てれば、間違いなく効果が出ます。
欠点
ヒビキを感じるトレーニングが必要
指導者から対面で教わらないと難しい
これは欧米の西洋レイキの手のあて方として開発された方法で、「12ポジション」とも呼ばれます。つまり:
予め決められた箇所に
予め決められた順番で
手を当てていくという方法です。マッサージのトリートメントのようかもしれません。
これは、習わないと行けないですが、何も考えずに実行できるので、初心者は始めやすいと思います。そして、広い範囲でレイキが送られるので、とても気持ちが良いし、癒しの効果が抜群です。ただ、患部という視点で考えると、ほぼ必ず「ハズレ」なので、治療的な効果は限定的になります。
利点
初心者でも迷わない
癒し効果が抜群
欠点
治療効果に乏しい
1箇所の時間が短い
全身行うのは常に時間がかかる
「レイキは効果が薄い」と感じたり、コメントする人は、このスタンダードポジションしか知らない人がほとんどだと思います。スタンダードポジションは、癒し効果や全身を整えるには良いのですが、これだけで治療をするのは無理です。
3つの方法をご紹介しました。欧米のレイキスクールでは、(3)しか教えていないところが多いですし、一番基本の(1)すら教えていないところも少なくないです。それだと、本当のレイキの実力というのは発揮出来ませんね。ヒビキを教わっていなくても、せめて(1)を自由に使って頂いて、レイキの実力を感じて頂きたいです。逆に、伝統靈氣では癒し的な側面は、あまり重視はしていませんので(3)はありません。単純に言ってしまえ、全部を駆使するのが一番良いですね!!