レイキを使うときに、多分一番分かりにくいのが当てている時間ではないでしょうか。そもそも、西洋レイキの場合は、スタンダードポジション(別名 12ポジション)を偏重するあまり、多くの人がこの必要な時間に関して誤解しています。このページでは、正確な情報をお伝えしていきます。
まず理解して頂きたいのは、レイキは身体の特定な部分で必要な量が消費されるということです。何でもない部分ではあまり消費されませんし、不調のある部分では沢山消費されます。レイキを送る人は、レイキを送れる最大量は一定の上限があります。ですから、瞬時に爆発的な量が送れるわけではないのです。つまり、一般的にはレイキを多く必要としている箇所には、それなりの時間を当てていないと、必要な量が送れないということです。
一度にレイキを送れる量は、送る人の身体のレイキの流れに依ります。ですから、レイキの少ない人は多くの時間手を当てている必要がありますし、沢山出る人はその時間が短くてすみます。ですから、正確には当てる時間というのは、当てる側の人によっても違ってくるということです。
以上のことを理解して頂いて、それでも一般的なアバウトな目安は以下の表のようになります。 (複数箇所の合計ではなくて、1箇所に当てている時間なので、ご注意を!)
一過性の軽い問題 | 数分~5分 |
普通の肩こりぐらい | 10分~15分 |
病気・慢性症状 | [30分~60分]を必要な日数 |
西洋レイキのスタンダードポジション(別名 12ポジション)は、1箇所で長くても5分とされていますので、この表の観点から見ると、かなり短いのです。もちろん、「癒し」という目的でしたら、受け手の人が心地良く癒されれば、当てている時間は何分でも良いのですが、何かハッキリとした不調を良くしたいのでしたら、それでは圧倒的に短いのです!
この短すぎる時間が、「レイキを習ったけどよく分からない」「使ってみたけど実感がない」「どうも効果が分からない」というレイキ難民の人々が体験している元凶の一つなのです!
では、目安ではなくて正確な時間はどうやったら分かるのでしょうか? それは「ヒビキ」で判断するのです。伝統霊気では「病腺」と言います。必要な時間はヒビキを感じることで正確に判断できます。手を当ててレイキを送っていると、ヒビキはゆっくり下降していき、収まっていきます。ですから、ヒビキが収まるまで手を当てていれば良いのです。これ、慣れてしまえば、考えることが一切ないので非常に単純です。これが、レイキ治療の極意といっても良いです。
この当てる時間、ちゃんと習っていない人にとっては
「えっ、そんなに長く・・・」と思われるかも知れません。
あるいは、レイキを意図的に「出すもの」「送るもの」と誤解してたり、
「イメージングをしないといけない」など誤解してると、
そんなに長く出来ないのは当然なんです!
長く当てて、ちゃんと効果を出すためには、
レイキの本質を理解することが非常に大事!
レイキは意識しないで無意識で勝手に出てしまうもの、ただ身体に任せてボ~ッと手を当てていれば良いもの、と正しく理解していれば、その当てている時間は、送り手にとってもとても心地良いものですし、受け手にとってはさらに気持ちの良いものですし、長く当てることは全然難しくないのですね。
ここがレイキの本質なんです。無理に送ったりしないで、レイキの性質に全部任せていれば、治癒も時間も自然に起こることの一つになっていきます。