歯にレイキ?
もちろんです、歯の問題も限界はありますがレイキがちゃんと使えます。私の個人的な体験も披露いたします。また、歯科医療の大きな問題点についてもお伝えします。
レイキはそもそも、身体の治癒力を活性化させるので、身体に修復機能がない部分はレイキをしても変化はありません。つまり、歯の抜けた所から新しい歯が生えてくるわけでもないし(笑 それが本当の再生医療ですね)、大きな虫歯が治るわけでもないです。
歯の治療を理解するためには、まず歯の構造を知る必要があります。歯は外に出ている部分と、歯ぐきに入っている部分と少し違います。外に出ている部分は
外側から:
エナメル質
象牙質
歯髄(神経)
とあります。
埋まっている部分は:
歯槽骨
歯根膜
セメント質
象牙質
歯髄(神経)
となります。
健康な歯は生きています。歯髄には血管と神経が通っていて、栄養素が供給されています。エナメル質の部分も、軽い虫歯の場合は口内環境を改善して、再石灰化で再生が出来ます。また、象牙質も生成できるようです。。現在の、歯科治療は削って埋めるというのが主流ですが、歯髄(神経)のある歯は、再生能力があるようです。どんな虫歯もこの段階で阻止出来るようにしておきたいものです。
しかし、神経まで到達した虫歯は難しくなってきます。歯髄(神経)が死んでしまったり、取ってしまった歯は、基本的に死んだ歯になります。しかし、そういった死んだ歯でも少しもろくはなりますが、そのまま使っていくことが出来ます。それが歯槽骨とセメント質の間にある 歯根膜 の働きです。歯根膜はたった0.2~0.4㎜の厚さしかありませんが、セメント質と歯槽骨と強調して、歯を支える大きな役目をしています。レントゲンを撮って、歯根の周辺にうっすらと白く写る線が歯根膜で、健康な歯はこれがハッキリ出てます。(写真は右の書籍のP48-49) 歯髄(神経)を取ってしまった死んだ歯でも、抜けずに使えるのはこの歯根膜の働きによるものです。上のレントゲンは、左の歯は歯髄を取って歯根治療した歯、右は象牙質までは虫歯になって被せにはしてあるが歯髄は温存されている歯です。
さて、歯髄・神経まで侵された歯は、昔であれば抜歯の対象になったわけですが、これは歯根治療をすれば、前述の歯根膜の働きでそのまま抜けずに使う事が出来ます。この歯根治療は簡単に言ってしまえば、 汚れた腐敗の原因になる歯髄のあった管、根管を整形・掃除して、空洞を何かで埋めるということになります。
この際に難しいのは、必ずしもまっすぐでない根管をうまく掃除・整形して、隙間が全くないように埋める、またその際に唾液などの雑菌が入らないように処置をするということで、そこに色々な技術が駆使されるようです。この歯根治療が中途半端だと、何年かして歯根に炎症が起こるということになります。
歯根の状態が悪化したり、重い歯周病になっている場合は、歯根膜も消失して、その周りの歯槽骨が溶けてなくなっていきます。そして、その歯が脱落するということになります。しかし、適切な治療をすれば、歯槽骨がかなり減ってしまった段階からでも、数年をかけて歯槽骨が回復していきます。
以上見てきたように、歯はかなり状態が悪くなっても、適切な治療をすればかなり回復可能だということになります。 医師から「抜くしかない」といわれたときには、まず待ったをかけた方が良いです。抜かない歯科治療というのは、お題目やスローガンとしてはかなり流行ってきていますが、それを本当に実行している歯科医は必ずしも多くありません。このページ後半の仁科が体験した実際の例を是非読まれてみて下さい(長くて済みません)。
以上見てきたように、歯の問題の場合は、筋肉や他の組織とは違って、原因(虫歯、歯周病など)を取り除かなければ、根本的な改善はありませんから、レイキはあくまで対症療法、補完療法になります。
歯の問題は通常、一本の歯という局所的なケースが多いです。その場合は、手の平を顔から当ててみても、その歯に届くレイキの量は微々たるものです。それでは効果が出ません。ですから歯の場合は、指の先端を垂直に当てて、その問題の歯や歯ぐきに直接に送ることが効果を出す一番のポイントです。つまり、口内炎の場合と同じです。僕の場合は、長時間やるときは、中指、人差し指、親指と疲れたら交替して当てました。 問題箇所はしばらく当てていると指先がジンジンしてきたり、脈動を感じたりしますので、それでレイキが作用しているのは確認出来ます。
写真は口内炎の例ですが、歯の場合も指先を当てます。奥歯の場合は、もう思いっきり指を突っ込んでしまって下さい。歯根の場合は、歯ぐきに垂直当てて行く感じになります。
歯ぐきのあるエリアが悪い、また顎にも痛みがあるという場合は、顔表面から手を当てるという方法も有効です。このページ下の僕自身の例では、場合によっては指と手を併用して対応しました。
いずれにしろ、しっかりと歯が悪い場合は、レイキはあくまで対症療法ですから、早めに良い歯医者さんへいって治療してもらって下さい。この良いというのがなかなか難しいのですが・・・。それから、レイキは歯科の治療中でも、治癒速度や回復力を速めるために併用して使って行くと、歯科の治療もスムーズに進んでいくと思います。歯科治療しながら、一生懸命にレイキしたほうがいいですよ。
私の歯は前側は糸切り歯位までは完璧ですが、それより後ろが結構治療したものが多いです。昔、アメリカに滞在したときに、一か所歯を直してもらい、そのとき色々と指導を受けて、それから自分の歯を意識し出しました。悪い歯はそれまでの怠慢が引き起こしたものでした。それ以降は結構マメに磨いたり、ブラシも電動にしたりと気を使っていました。ですから、セラピストになってから歯で苦労したことはなかったのですが・・・
おそらく2013年の終わりからだと思うのですが、右の奥で噛むと希にピキっと痛みが走ることがありました。ホントにたまにしか起こらないので、様子見ということで何もしないでいました。しかし、それがいつまで経っても変わらないし、右でしっかり噛まないようになってしまっていました。歯医者はホント嫌いなので(笑)、行くの躊躇してたのです。
2014年12月になってある日、何もしていないのに痛みが発生しました。その時は、痛い痛いと思いながら寝ながらレイキをして、痛みはかなり続きましたが、翌日はなくなっていました。しかし、これはもう潮時かと思い歯科へ行きました。
この時はいわゆるかかりつけの近所の歯医者へ行きました。かかりつけと行っても、もう十年ぐらいお世話になっていましたが、いつも掃除とか軽い修復とか単純な問題なので、それで良かったのです。
先生は、歯を叩いて痛みがあるか訊いてきましたが、それはほとんど痛いと感じません。で、レントゲンを撮りましたが、単純X線(つまりCTのような3次元でなくて)では、根に問題があるよう見えませんでした。で、上下の歯の当たりを調べてくれて、その痛い歯で局所的にぶつかっている箇所がありました。(これはすでに治療している金属同士です。本来の自然な歯の場合は自動的に調整されます)で、そのぶつかっている箇所を少し削って、変に当たらないようにしました。やってもらった結果は、緩和はしました。少し削ればそれは上下の歯の負担が軽減されるから当然なんです・・・。しかし、今考えれば、多分この時に歯にヒビが入り始めていて、噛む度に亀裂が進行していったとしか考えられません。この時にもしも今の先生に診てもらっていたら、原因を発見してくれたかもしれないと、非常に残念です。結果論ですが・・・。
「歯根破折」といって、ちゃんとHPを作っている歯医者さんもいます。読んでみると、僕が経験した症状と全く一致。この歯医者さんに行っていれば、歯の全部を温存出来ていたかもしれませんね。僕自身もリサーチ不足を痛感です(; ;)
その後、確かに噛んだときの痛みは軽減しましたが、でもなんか思いっきり噛むとズンという痛みのようなものは感じました。自分では「うーん、1年間放っておいて、歯の神経が過敏になっているせいか、それともまだ見つけてない悪い部分があるのか・・・」と思って、また様子見状態になりました。
2015年1月、何もしていないのに、痛みが出てきた。上が痛んだり、それが治まると下が痛んだり。で、冷たいものだけではなくて、熱いものでもすごく痛くなりました。ラーメン食べたら、すぐに痛くなって、泣きながら水を飲みながら食べてました。この夜から、もうメチャクチャレイキしまくりました。眠くなる前に早めに布団に入って、身体を温かくして、2~3時間ぐらい、夜中も目が覚めたら当てる、朝までその繰り返し。(手は手の平で当てていました)
翌日(金曜)、似たような状況ですが、痛みは多少軽くなったものの、持続的にやって来ます。痛みを感じながらレイキ講習をやっていました。この日の夜も、前日と同じように、早めに床に入って、暖かくして、目一杯レイキします。前日よりも痛みは少ないので、早めに寝てしまいましたが、それでも2時間ぐらいはやったかも知れません。
翌々日(土曜)、うん、かなり楽になりました。なんか、歯には違和感があり、痛みではないですが、微妙にうずくというか、嫌な感じです。でも、前日とは全く違います。しかし、問題の奥歯周辺の歯ぐきが軽く腫れているような気がします。この日の夜のレイキは1時間ぐらいでしょうか。
日曜日、ついにほとんど快調。歯ぐきの腫れ感がまだありますが、歯自体は全然OKになり、良い側と同じぐらいしっかり噛めます。熱いものでもまったく問題ありません。久しぶりに普通に食事が出来て、普通に噛めることの幸せを実感していました。実はこの日、生徒さんからも歯が痛くなり、レイキでどうやったら良いか問い合わせがあり「レイキで痛みは軽減するが、早めにちゃんと歯医者へ行きなさい!」と返事をしていました(笑)。 自分は月曜にも痛かったら歯医者へ行こうと思ってましたが、結局行きませんでした、ごめんなさいm(_ _)m
今考えれば、この時に歯が割れてしまったのでしょうね(T-T)
この時点で、本を買って勉強が始まりました。 歯根治療(根管治療)は一般向けの本は少ないようです。←この本も、専門的な部分は少し難解ですが、レントゲン画像の見たかが少し分かるようになりますので、勉強しておいて損はないです。 こちらの本⇒は、本としての完成度がとても低くくて読みにくいですが、もう少し現代的な情報が載っています。歯槽骨がどのようにして回復するかということが詳しく説明してあります。
痛みが無くなったあとも、膿のために歯ぐきがプックリしたり、徐々に膿が出てきていました。口臭もそのために気になります。この点はレイキをしていって、徐々に軽減はしていきました。でも、改善のスピードはもの凄くユックリです。それなりに、気にならなくなるまでに1~2ヶ月かかっています。おそらくこの間に、割れた根のほうの歯槽骨がなくなって行ったのかもしれません。これで放っておいたので、のちに副鼻腔炎を引き起こすことになります。
懲りずに放置しておいたために、また痛くなりました。もう何月か忘れてしまいましたが、おそらく一件目の歯科に行く少し前なので6月でしょう。この時は、前回の痛みよりは軽かったので、レイキして2日位で元に戻りました。でも、これで歯科に行く気になりました。
7月3日、自転車で通える三鷹の〇〇〇前デンタルオフィスを選定して行きました。そこのHPには馬鹿でかく「他の誰よりも一本の歯を大切にする」「ご自分の歯が一番です」って書いてあります(笑)。イヤー、ほんと笑い話です。根管治療もマイクロスコープ、ラバーダム使用と詳しく説明がありますが・・・。
レントゲンと写真を撮って、この時始めて自分の歯の状態を客観的に把握しました。今までも、自分で触った感じで、外側の部分はちゃんとしているのに、内側部分がグラグラしていて、なんだか割れてるっぽいのは感覚的に分かりましたが・・・。左の写真は実は三件目の先生が治療方針に印刷してくれた画像です。この歯は、修復した詰めた箇所を中央にして左右(実際は外側の左、内側の右)に割れてしまっていて、内側の部分がグラグラになっています。この時の医師は「削って少し開けてみないと分からないけど、まあかなりの確率で抜かないといけないようです。」「一番奥の歯は抜いても大きな支障は無いです、まあ下の歯がせり上がってくることはあるかもしれませんが・・・」「少し削って診てみましょうか? それとも今日はこの診察だけにしておきますか?」
口の前のほうにある歯は、歯根は一本の歯に対して1本で、この場合は歯根破折してしまえば、その歯全体がダメになります。奥歯の根は一つの歯に対して複数本あります。一番奥の歯は、普通3本、人によっては4本の根があります。僕の奥歯の場合は、内側1本、外側に2本の根があるので、今回の場合はその内側の1本が歯根破折してしまい、外側の2本の歯根で支えられている2/3の歯が温存出来たということです。
今回は事故的な感じで割れてしまったのですが、複数の歯根がある歯で、一つの歯根がダメになった場合に、ワザと歯を割って良い根の側を温存するという「ヘミセクション」という技法もあるようですね。
もちろん、その日は何もしないで、そのままガッカリして帰ってきました。 僕が思うに、HPに「出来るだけ抜かないように治療します」ってHPに書いてあったほうが、患者さんが来るんじゃないですかね。ホント、宣伝と実態は違うものだと痛感しました。
8月になり、再度HPを調べて、三鷹の〇〇〇フル歯科という所に行きました。ここは根管治療についてちゃんと書いてあり、マイクロスコープ、ラバーダムなどちゃんとした治療を行うように書いてあります。「出来るだけ歯を保存できるように根管治療を行っております。」とも書いてあるので、少し期待して行ってみました。
ところが、実際には1件目の歯科と全く同じ対応で、レントゲンを撮って、歯のグラグラを見て、歯ぐきの状態を診たいからと言って衛生師が全体の歯と歯ぐきの隙間を検査しました。しかし、結局「これは抜かないとダメですね・・・」とすごくアッサリ結論。説明自体は1件目の医師よりも簡単でした。むしろ、インプラントを勧められました。そして、インプラントのパンフをくれ、説明を聞く予約をさせられました。(結局、このインプラントの説明はすっぽかしてしまいましたが、わざとではないです(笑)) おそらく不要な検査をさせられたり、インプラントを勧められたり、この二件目の歯科は、一件目よりも明らかに営利主義だったと思います。
三件目の今の歯科へ行ってレントゲンで診たもらったら、僕の場合は全体的に歯を支える上顎骨が薄く、特にこの悪くなっている歯の部分は、歯槽骨も少し溶けているので、そもそもインプラントも出来ないと教えてくれました。(注:現在の先生から補足を頂きました⇒ インプラントが出来ないと断言してしまったようですが、サイナスリフトや自家骨移植などを行えばインプラントは可能です。)つまり、この二件目の歯科はちゃんと診てないということです。まあ、とても綺麗な歯科だったのですがね。
結局、二軒に診てもらってダメだったので「あ~あ、抜くしかないのかな・・・・」と意気消沈して、また放置モードに突入してしまいました(; ;)
これは10月頃だったでしょうか、副鼻腔炎になってきました。最初は、水みたいなサラサラの液体が出てくる。頭を下げると、どっと出て来る。上顎洞炎だから、物理的にそうなんだよね。ただ、これは数日で収まってしまった。レイキはあまり真面目にしなかったかも。歯根治療の本に、上あご奥の歯は、根が悪くなるとすぐ上の副鼻腔(上顎洞)の炎症になるって書いてあったので、わぁ~ついに来たかって悲しくなりました・・・。
11月13日位になって、また水のようなのが出てきたが、今度のほうが黄色っぽく臭いもすごく強い。それが、ドンドン濃くなってきて、大変なことに。これまもう限界かなって思いました。これが3日位続いて、僅かな改善だけ。良くなる方向には行っているが・・・。17日に歯のホワイトニングに行ってきたのですが、この歯科は自由診療もやっていて、出来るだけ抜かずに治療ということで目にはつけていましたが、治療でアポを取ることにしました。
ホワイトニング歯科 接客をやっている方、歯のホワイトニングは絶対にやっておいた方が良いですよ。汚れた歯は、それだけで清潔感を大きく損ないます。
新宿三丁目北歯科(楳津徳弘医師)
11月20日、自由診療の初診
自由診療は料金もホントに全く自由で、ただ診察するだけでも医院によって大きく差があります。前述の歯根治療の本を書いた深田邦雄先生の所は、診察代だけで10,800円。この日は、レントゲンもCTも撮ってもらいましたが、僕が行った新宿三丁目北歯科(楳津徳弘医師)はそれで5,400円。保健は使えないけど、初診代も無いし、内容からすると決して高くないと思いました。
CTとレントゲンを撮って、楳津先生は淡々と「割れている内側の1/3は根がダメなので抜いて、外側の2/3で歯根治療をしてジルコニアを乗せていきましょう」と、まるでそれがとても普通の治療のようにアッサリした見解。この日始めて、抜かない治療方針を提示して頂き、全体の見積もりも教えて頂き、まあ保健診療と比べると圧倒的に高価ですが、インプラントに比べれば安く、自分の歯も残せるので、お願いしますと決断しました。
歯の割れ方ですが、歯が表に出ている所は詰め物を中央に割れていますが、CTで撮った断層写真で見ると分かりますが、根に近づくと割れ目は徐々に内側の根にかかるようになってきて、実際には内側の根が半分に割れていることが分かりました。だから、内側の歯根が腐敗してしまってグラグラになっていたのです。非常に納得です。
また、このことから根の治療には3DのCTは必須であることが分かります。普通のレントゲンは所詮は投影に過ぎませんから。それで、どうしてこの様に割れてしまったかという原因ですが、先生曰く「おそらく詰めたものがちょうどクサビのような働きをして、噛んだときの力で割る方向へ力がかかってしまったのでしょう」。しかしなぁ、そういうのは詰めるときに想像というか、予想はつかないものなのでしょうかね。この部分の修理をした歯科医は、最初に痛みを相談した歯科医なんですが・・・。自分で治療した影響が把握出来ていなかったわけです。(注:先生から詳しい説明を頂きました⇒ 「破折の原因は、詰め物のくさび効果としか説明しませんでしたが、くいしばり・歯ぎしりの癖があることも原因です。 くいしばりが無ければ詰め物があったとしても、破折を起こさなかったかもしれません。 くいしばりがあると診断したのは、口を長時間開けているのが苦手なこと、そして仮歯を作った時に思った以上に食い込んでくることからわかりました。 そのために2度、エグザバイトでかみ合わせを取りましたが、それでも調整量が必要でしたね。 さらに干渉といって、かみ合わせ上、下あごが左右に振れた時にも奥歯が接触する悪いかみ合わせだった可能性があります。」)
この日から 本気(笑) になって副鼻腔炎にレイキをしました。朝生徒さんを待っている間、昼休み、お風呂に入っているとき、テレビを見ているとき、本を読んでいるとき、1日1~2時間は出来たと思います。そしたら、この日から状態はグングン良くなり、22日にはほとんど症状が無くなってきました。23日、24日は全く正常と言える程度にまでなりました。イヤ~、レイキはスゴイ。
11月24日、最初の治療です。
驚いたのは、ちゃんと治療方針+見積という11ページの提案書を作ってくれていたこと! 写真入りで非常に分かりやすく出来ています。お医者様からこんな書類を作ってもらったのは生まれた初めてでした。イヤー、自由診療スゴイ!
この日は、内側のぐらぐらの1/3を抜歯。これまでの歯科と違うのは、口を開けたままにする器具を使うこと。実はホワイトニングでは同様の器具を使っていたので驚きはしませんでしたが、これだと違和感はありますが、口は楽ですね。抜歯自体よりも、麻酔の注射のほうが痛みがありました。抜歯の最中は遠隔でレイキを送っていましたよ。器具や薬品もいろいろ使って、事後の一週間分の抗生剤なども含めて、この日の治療も5,400円。え~、これでちゃんと利益が出るんでしょうかって思うぐらいです。自由診療、理解出来ない部分もあります。
悪いグラグラした根を取ったので、痲酔が覚めたときから今まで長きにわたった上あご奥の違和感はなくなって、そしてこれまで気になった口臭も全くなくなってしまいました。抜いた1/3の歯は案外としっかとした形でしたが、あれがガンキョウになっていたのですね。
12月1日、歯根治療1
今日は残った2/3の外側の歯の歯根治療。この2/3には歯根が二本あります。本来は神経があった歯だったということです。割れたことによって死んでしまったようです。この日は、ラバーダム(rubber dam)というのを始めて使いました。ラバーダムは治療する歯以外の部分を、ゴムのような膜で覆ってしまいます。これによって、舌や唾液の影響を受けないほか、治療中に舌を少し動かしても大丈夫になります。医師もその歯だけに集中することが出来ます。保険歯科では見かけない手法です。このラバーダム、治療する歯に金属で枠を固定するので、最初少し痛いのですが、数分で分からなくなります。
ネットの受け売りですが 『日本の根管治療の保険点数はアメリカの約7分の1と非常に低く、普通に治療を行えばほぼ間違いなく赤字になります。そのため、本来は大学でも使用するべきだと教わっているはずのラバーダムを省略する医院が大多数を占め、また、周りの歯科医院もしていないから、ラバーをしても成功率に差は無いと思っているから、ラバーを嫌がる患者さんが多いからなどの理由で、ラバーダムを使用していない歯科医院が多いのではないかと思います。』 とあります。
この日はかなりの作業でした。次のステップでファイバーコアを着けるために、歯の中央部で凹面を作っていき、その凹面の中に二本の歯根の穴が見えるようになります。歯根も、掃除したり削って内径を広げている感じです。かなり手作業でやられていました。仕上がった写真を見せてもらうと、何か芸術的な感じで穴が掘れています。精密掘削作業ですね。
この日の歯根の治療では、歯根の奥から膿が出てきていました。これは副鼻腔炎から来ているものの可能性がありますが、これが続くと歯根治療が進められないので、この段階で一旦様子見となり、またセメントして次回です。
12月10日、歯根治療2
前回、根の治療を始めましたが、膿が出てきていたので、掃除して今回まで様子見でした。自分では、またかなりレイキしたり、鼻の状態を良くするため刀豆茶を飲んだりしていました。そのせいか?、今回は根の状態は全くクリーンだったので、歯根を薬で埋める作業になりました。
ラバーダムを装着。これはめる時にかなり歯を挟むので少し痛く感じますが、数分で分からなくなります。今回もまた根の内部をある程度整形している感じ。根に薬を詰めて、セメントで蓋して、最後、レントゲンを撮って確認して終わりです。
普通の歯科では、複数の患者さんが同時に複数の治療台に寝て、先生の他に助手的な先生がいて同時進行ですが、自由診療のこの歯科では、先生と看護師が、1時間完全に付きっきりで治療します。これまでの普通の歯科よりも空気がノンビリで、先生は細かいところまで凄くこだわりを持って、技術を駆使している感じてす、5400円で先生の時間を買って、それに対して先生が腕を振るってくれているという実感があります。
また、毎回その時の主要な状態の写真を撮って見せてくれるのはとても安心ですね。 これで病気としての治療は終わりで、次回はファイバーコアの装着です。
12月22日、ファイバコア設置。
ファイバーコアというのは、上に乗せる歯冠の土台になります。古い技法では、ここに金属を使ったりしますが、金属だと歯根に衝撃が伝わりやすく、歯根が割れる危険性があり、また金属イオンの流出もあるので、グラスファイバーを使ったコアが用いられるようになりました。金属コアは保険適用、ファイバ―コアは適用外です。現状は、良いものの多くが保険適用外というのが歯科医療です。ファイバーコアは、グラスファイバーのピン(ポスト)で補強したプラスチック(レジン)の土台で、2003年に厚生労働省に認可された新素材ということです。いや、もう"新"素材とは言えないわけですが・・・
この日はもうラバーダムではなく、口を開けたままにする器具を装着。この日もかなりの作業量でした。今までは受けていて、大まかにでも何が起こっているか想像がついたのですが、今回は手続きが複雑で何が起こっているのか分かりにくかったです。型も最初と後半に2回取って、ファイバーコアも2つの歯根に対して一度ではなく順次何かをしたように感じました。出来上がりの写真も見せてもらいましたが、右のイラスト中央のような感じです。今日はこの上に、プラスチックの「仮歯」を設置。食事もかなり普通に噛めるようになってきています。
次回は、最終的なジルコニアの型を作る型作りの作業です。毎回セメントをしたり、今回のプラスチックの仮歯をしたりのときに、噛み合わせを調整しますが、この楳津先生はそれも上手と思います。大抵2回調整して完全に仕上がり、術後の噛み合わせの違和感は全くありません。
2016年1月7日、最終型取り
この日は、最終的なジルコニア歯冠を作るための型どりです。単なる型どりと思いきや、すごく丁寧なものでした。
最初に、勘合する下側の歯の型を取ります。これは普通の型どりです。で、そのあとに、「エクザバイト」(咬合採得用ビニルシリコーン印象材)という歯の噛み合わせ状態を見るための型のようなモノも取ります。これは歯を噛み合わせた状態で歯全体を取ります。
そして、仮歯を外しますが、これは器具を使ってコンっ!と引きはがす感じです。それで、取れてしまうのですね。そして、土台の部分を再度、ジルコニア歯冠に適合するように形を加工します。この日は口を固定する器具を使わなかったので、昔の歯医者にかかったときの感覚でした。やっぱ、器具で開けていてもらった方が楽です。あとで何となく分かったのですが、この日は「作業をする⇒ 起こしてゆすぐ⇒ 作業をする⇒ 起こしてゆすぐ」の繰り返しが多かったので、都度つど器具をつけるのが難しかったのではないかと思いました。この土台の整形は、またかなり丁寧に時間をかけてこだわって削っていました。
土台の整形が終わると、この部分の型を取ります。このとき二回の型を取ります。一回目は普通の型の感じですが、二回目は「エクザファスト」というので取っていました。この辺の技術的なことは質問はしませんでしたが、こんなに丁寧な作業で型を取られたのは初めてです。
これで、あとはまた仮歯を被せるわけですが、土台が修正されているので、また仮歯もそれに合わせて修正してきます。この作業が案外と時間がかかりました。で、最終的には始めてから約1時間過ぎていました。先生にいわせると「仮歯は永遠の課題」ということで、簡単に外れてしまっては困るし、外したいときに無理なく外れないと困るし、なかなか微妙なものがあるようでした。
これで、次回にジルコニア歯冠を装着して終了です。
2016年1月21日
この日はジルコニア歯冠を着けて終了です。いつものように、最初は仮歯をエイヤッと外して、勘合面を掃除します。そのあとは、歯冠の調整。これがまた実に丁寧! 歯に仮止め⇒ 噛み合わせを調べ⇒ 外す⇒ 先生が削って調整⇒ また仮止め、実にこれを7回ぐらい入れたり出したりして、繰り返しました。こんなに丁寧に調整してもらったことはありません。しかも、毎回削っていく毎に確実に噛み合わせが馴染んで行くので、安心して任せられていました。以前近所の歯医者で被せものを入れたときは、調整がドヘタで何度やっても当たる部分があったりして、最後はある程度諦め(T-T)。今回は、最後の調整の一回前で自分としては99%自然だったのですが、それでも先生は最後に一回調整を入れて、最終接着をしたあとは、100%自然な噛み合わせになりました。ウーン、なんかスゴイ!
この日は、さらに歯の掃除をしました。てっきり歯科衛生士さんがやるのだと思ったら、先生が掃除をしてくれました! こんなのも始めてかもしれません。ブラシで磨き、フロスを使い、歯間ブラシ、磨き、歯石取り、最後の磨き、消毒と手間のかかった掃除でした。
掃除の時に、他の気になる箇所を調べて頂いて、他に3箇所直したほうがいい部分を指摘してもらいました。すぐには問題にならないようなので、徐々に手を入れていきたいと思います(予算が当面厳しいので(笑)) とにかく、これで修繕は完了です\(^o^)/
自由診療の費用について
自由診療の費用についてご興味あると思いますが、今回のように「ファイバーコア」「ジルコニア歯冠」などのパーツが関わる部分の費用は、保険歯科に行ったとしてもそれらのパーツは保険適用外ですので、同じことなんです。ファイバーコアは2万円台、ジルコニア歯冠は10万円台です。それはやってもらうとしたら保険歯科でやったとしても保健が使えないので全く同じなんです。もちろん、自由診療では保健が効かないパーツを選ぶことに意味があるので、どうしても費用は高めになります。
つまり、純粋に自由診療だからこそかかる分は毎回の施術料、今回の場合は5,400円。ただし、楳津先生の場合は(外注の)パーツを使わない限り、CT撮っても、抜歯しても、歯根治療しても一律で1回5,400円。この設定はおそらく先生ごとに違うと思います。自由診療では価格の決定も全く自由。今回のように一律にすると「会計処理」が全く不要になります。保険点数の計算とかありませんから、治療代も事務の看護師ではなくて、デスクに戻って直接に先生に手渡しです。ほんとセラピスト感覚。
それから、歯科の自由診療の支払は、確定申告の時に医療控除の対象になります。控除になるのは、10万円を超えた分だけですが、他の医療費と合わせると少しだけ戻ってきますね。今回、半分を年末、残りを年始に払ってしまったために、ちょっと失敗しました。同じ年内に払っておけば良かった・・・。
普段から生徒さんに明確に言っているように「歯が悪かったら、レイキは対処療法として使えるが、必ず早めに歯科に行きなさい!」というのは間違ないのですが、これも実は結構恐ろしいことを言っていることになります。つまり、そうやって深い考えもなく歯科に行って、本来は抜く必要のない歯を抜かれてしまうとことが十分に起こりえるということが、私の体験から分かって頂けたと思います。これは、正直恐ろしいことですね。
おそらく日本の歯科で、抜かずに治療出来る歯が、毎日多数抜かれているのが実態ではないかと想像するぐらいです。
歯の治療はどの医師を選ぶかということが、歯の命取りになる場合が往々にしてあるということです。歯は、大きくは再生が効きません。悪い歯科に行って悪くしてしまった歯は、良い歯科に行っても完全には復元出来ません。しかも恐ろしいことには、その治療の良し悪しは数年経、場合によっては5年以上経たないと分からないということです。歯の場合は一旦治療しても、虫歯になりやすい、なりにくいがあったり、歯根が時間をかけて徐々に悪くなったり、時間をかけないと治療の良い悪いが分かりません。逆に言うと、いい加減に沢山の患者を治療して利益を上げることが出来る、歯を抜いてしまっても、今度はインプラントさせてさらに儲けることが可能なのです。
また、保険治療の問題点も深刻だと思います。歯は他の医療よりも人工的な技工を使います。今日の最先端の材料工学がどんどん発達する時代、歯科治療は他の身体の治療よりも、日進月歩です。今の、歯科の保険治療は50年前の技術を元に考えられています。歯を温存する技術は格段に進んでいますが、保健を使おうとするとそれを使うモチベーションが落ちてしまうのが現状です。つまり、(これは他の医療でもそうかもしれませんが)創意工夫や努力をして、より良い治療をしようとすると逆に利益(保険点数)が出なくなってしまう、そういうバカげた部分があるのです。
今回の私のように、自由診療は一つの解決策です。もちろん、高額になってしまうという大きなデメリットはありますが、歯のように失敗したら取り返しの付かないものは、それは価格相応のようにも思えます。自由診療で思いっきりその先生の技量や知識を十分に活かせるというのは、医師と患者双方に多大なメリットがあると思います。また、高額を払うので、悪い医師は自然に淘汰されると思います。高くて悪ければ患者さんは来なくなりますから。なので、自由診療で実績のある医師は、一応の水準以上であるという判断基準にもなります。
私の場合は、もう今後、保険歯科にはかからないと思います。
というか、怖くて行けません(笑)。
今回、奥歯1本、その1/3を失ってしまうという苦い体験をしましたが、その体験に見合った勉強は出来たのではないかと思いますし、皆さんへの貴重な情報提供になったのでしたら、幸いだと思っています。長~い文章を読んで頂いて、どうもありがとうございましたm(_ _)m