症状の話

香りの森
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症状は体の自然な反応

レイキを使うときに、痛み、熱、咳、くしゃみ、嘔吐、下痢、鼻水、発熱、発疹、汗などの様々な症状に出会うと思います。少しでもこういった症状に遭遇すると、怖がったり、心配したり、一喜一憂したりと誤解をしている人が少なくないようです。機会のあるときに、どの都度説明していましたが、一つのページにまとめましたので、参考にしてください(長文です)。

 

■ 健康とは? 病気とは? ■

病気にならない人はいない
症状の話をする前に、まず健康 (あるいは病気) とはどういう事かというのを正確に理解しておく必要があります。多くの人は「病気にならないことが健康」と暗に思っているかもしれませんが、これがそもそも、出発点として大きな誤解です。病気にならない人はいません。これは純然たる事実です。もちろん、人によって頻度は違うでしょうが、誰でも病気になるのです。ですから正確には、病気にならないのが健康なのではなくて、病気になっても容易に回復できることが、その人が健康である証拠です。そして、病気になっても、回復に長い時間がかかったり、症状が過度に出たり、極度の苦痛を伴う場合に、その人は不健康であるということになります。

病気は絶対悪ではない
私達の体は、免疫系を含めて、病気になっても、病気になりかけても、それを自力で回復させる非常に高度で周到なメカニズムが組み込まれています。多少バランスが崩れても、それを元に戻すホメオスタシスの巧妙な仕組みもあります。実は、病気というのは、こういった高度な回復機能を訓練させる、非常によい機会なのです。私達の日常でも、地震や火事に備えて避難訓練をします。日常で使用頻度が低いものは、たまに訓練や軽度の実践をしておかないと、いざというときに働きにくくなります。ですから、たまに病気になるのは体にとって良い意味での訓練になるのです。

病気は気づきを起こさせる
病気になると、色々なことが「当たり前」ではなくなります。家事や仕事が出来なくなる、歩けなくなる、食べれなくなる。それによって、普段、何も意識していなかった普通に生活できることが非常に特別で幸せなことだと、気がつかせてくれます。また、痛みが出たり、病気になった原因を考えると、必ず自分の生活でそれを作り出した問題があることに気づかされます。病気になったのに、こういった気づきが全くない人は、必要な学習が出来なかったと言うことでもあります。その場合は、近く同じような病気になるか、慢性化するかもしれません。

たまに病気になった方が良い
つまり、たまには病気になった方が、体の回復訓練になるし、スピリチュアルには何か気づきが起こる、病気は(容易に回復できれば)良いことだということになります。病気になると、普通の人は大変心配し、一喜一憂し、場合によって大変に苦しんだり、お医者様に行っり、辛い検査をされたり、薬を沢山飲んだりという、どちらかというとネガティブな体験に陥りますが、レイキが使えれば、こういったネガティブな面は最小限に抑えられて、病気の良い面を甘受しやすくなります。レイキを使うことで病気を有用に活用してゆきやすくなるのです。(症状が出た時に、場合によって過度の症状で大変な苦痛になるケースがありますが、なぜそうなるのか後半で説明します)

 

■ 症状とは? ■

症状は悪?
病気になると、実に様々な症状が出ます。痛み、熱、咳、くしゃみ、嘔吐、下痢、鼻水、発熱、発疹、汗、めまい、かゆみ、頭痛、だるさ、食欲不振・・・。多くの人は、こういった症状が出るとまず、「悪い」「大変」「心配」「ひぇー」などなど基本的にネガティブな反応をすることが多いです。とにかく「症状=悪」という図式ができあがっていることが多いです。そして、とても恐ろしいのは症状の原因を考えるのではなく、その症状そのものを単に押さえればよいという発想が多いことです。

アメリカ的な考えで毒されている
日本人は昔は、もっとポジティブに症状と向き合うということが出来ました。それは、昔は日本人が「我慢が出来る」という特性があったからです。しかし、今の日本人は少しでも痛みがあると、一喜一憂して、原因などは考えずに、その痛みを殺そうとすることが多いです。私は80年代にアメリカで仕事をしていましたが、アメリカ人のデスクの中や、家庭のバスルームを覗くと、頭痛薬、痛み止めの類が、ゴロゴロ入っているのに驚いたものです。テレビのCMも、痛み止めの広告が氾濫していました。なんて安易で薬漬けの人種なんだろうとビックリしました。それが今は、日本人の方がよっぽど薬漬けです!! 頭痛薬、コリの痛み止め、咳止め、下熱剤、下痢止め、ステロイド薬、花粉症のくしゃみ止め、などなど、とにかく症状を止める薬の常用、氾濫がスゴイです。

症状はからだの機能
大事なことは、私達の体は、ある程度までは、自然に治癒させるという機能が備わっているということです。(症状が過度に出る場合がありますが、それについても説明します)症状というのは、回復させるための体の必要処置なのです。それを一つ一つ見てゆきましょう:

 

■ 症状の重篤化 ■

なぜ症状が重くなる?
さて、上記のような症状が出て、それが極端に苦痛ではなく、レイキなどを使って、自然に治癒してゆくのは、それはその人が健康であるという証拠です。体がリセットされたり、必要な気づきが起こったりと良い面もあります。しかし、色々やってもなかなか収まらず、症状も大変に苦痛で苦しいとなると、それがまさにその人が不健康であるということです。病気になるならないではなくて、ここがまさに健康・不健康の境目です。特に以下のような場合に症状が重篤になり大変に苦痛を (しばしば長期に) 伴うようになります:

実は現代の日本人が体験している、多くの重い症状は大部分これであるとも言えます。こういったケースで、レイキを使っても、その改善ペースは限定的で、なかなか全治しないということになります。そういう状態に陥るのには、原因が必ずあって、そちらを解決してゆかない限り、効果は限定的になります。ですから、レイキを使っても、休息しても、なかなか症状が改善しない場合は、しっかりと自分の体に色々なことを問い直してみて、原因をよく考えて、何かを見直してゆくことが必須です。生活習慣などは、まだ自分で自覚できる事が多いですが、食事の内容は自分でも全く気がついていない場合があります。知らないうちに、過食をしている、多くの人工的なもの、過度の砂糖、過度の塩分、過度の刺激物、過度の脂肪を摂ってしまっていることが一般的になっています。そもそも、現代の平均的な日本人の食生活というのはかなり不健康ですから、自分で何も問題がないと思っている人でも、変な症状に陥ることが頻発しているのです

基本的な食生活にも問題が
一昔前の伝統的な日本食に戻せば、現在の多くの奇妙な症状は解決できるのに、日本人の食生活はますます偏食になり、おかしな病気が増えて、大して効果のない薬を多用して、ますます治りにくくなるという悪循環に陥っています。薬に解決を求めるのではなくて、自分たちに問いかけることが必要だと思います。今の状況は、医師や製薬会社に恩恵があるので、行政的には一向に解決の方向には動いていませんが、症状やそして莫大な医療費に苦しんでいるのは私たち自身です。私から見れば、多くの問題は自分たちが知恵を持って行動すれば、お金をかけることなく解決できることだと感じるのは間違いでしょうか・・・。

必要なら必ず受診する
もちろん、症状が非常に重い、レイキをしてもなかなか回復しないという場合は、医師から受診を受けて、必要な検査をして、病気の原因を究明するのは必要です。どのようなケースで、どのような程度で、どういった段階で、医師の受診をするのかは、ある程度の経験と知恵が必要になりますが、一番のポイントは本人の元気度です。病気と闘うのは体の体力を使いますから、それがある程度あるかの見極めになります。もちろん、早めに医師の受診を受けることは悪いことではありませんが、そこでヤタラメッタラ薬を処方されて、薬ばかり飲んでしまうのは問題を起こす可能性もあります。
 
私は現代医療を否定するつもりはまったくないですが、現在の日本の医師の質は、大いに疑問視せざるを得ない状況にあることは疑いの余地がありません。経験もなく、知恵もなく、観察力もなく、大切なサインを見逃したり、誤った判断をしたり、ただ安易に膨大な薬を処方したり、症状が理解できなくて「様子見」としたり、検査結果に現れないで「なんでもない」と言い切ったり、診察能力や問題解決能力のない自称”医師”が、かなりの割合で存在することは否定できません。私の個人的な感覚では、本当に医師の実力を持った医師と呼べる人は、いわゆる”医師”のウチで2~3割ぐらいではないでしょう? ですから、医師にかかるときは、それはどんな病気でもそうですが、自分自身で大いに考えて知恵を働かせることがとってもとっても大切です。医師を信用しきってはいけません。そして、逆に (ちゃんとした) 医師の診断やアドバイスを無視することも慎まなければなりません。極端に (病的に) 自然療法にこだわり、非常に悪化させてしまうケースもあるのも事実ですから。

 

■ 症状が出たら

  • 一喜一憂しない: このページを読んでいただければ、症状に遭遇しても一喜一憂することはなくなるでしょう。心配しても、驚いても、焦っても、得をすることは一切ありません。冷静に知恵を働かせるようにしましょう。最初は、焦っても、経験を積んでゆけば、落ち着いて的確に対応できるようになってゆきます。そして、レイキが、それを確実に出来るように助けてくれます。
  • 応急措置は?: 希なケースですが、突発的な症状の場合は、応急措置が必要な場合があります。例えば、真夏で、突然気分が悪くなってきたら、熱中症の可能性があります。そういった時は最初にレイキを使うのは全く無意味で、とにかく冷やす、水分を摂る必要があります。応急措置が必要かどうかは、常識的な感覚で判断できることが多いです。
  • とにかく早くレイキを使う: これは鉄則中の鉄則です! 早ければ早いほどいいです。慢性的な症状では違いますが、普通に始まった症状は、出来る限り早くレイキを使うことが、軽症で済むためのポイントです。あとで長い時間レイキをするよりも、早くレイキを使えば必要な時間も長くないかもしれません。
  • 十分な時間レイキをする: 早くというも大事ですが、十分な時間レイキをするということも絶対に必要です。レイキ初心の方は、手当てが不慣れで、ヒビキが分かりにくいこともあって、時間が不足する傾向があります。10分程度チョコッとレイキをしても、足りていない場合がほとんどです。もちろんヒビキが分かれば、それで判別できますが、分からなければ、特に症状が出始めたときは、30分以上はしっかりレイキした方が良いです。早い段階で、十分な時間レイキをしなかったために、あとで長い時間レイキしないといけなくなるものです。私もそういう体験があります。
  • よく観察する: 上記したように、レイキを使ったときに、一時的に症状がより強く出る場合があります。痛みが出たり、強くなったり、嘔吐したり、下痢をしたり、発疹が出たり、だるくなったり、熱が上がったり、これらは本人が元気であれば全く問題ありません。その人の健康度によって、症状の強い、長いの差が出てきますが、それが問題になるかどうかは、ケースバイケースですので、よく観察することが大切です。ただ、いずれの場合もレイキをすることで病気自体が悪化することは決してありません。
  • 必要であれば受診する: 十分にレイキをしても、症状が改善しない、本人の元気度がない,、そういった場合は、適切に医師の診断を受けて下さい。しかし、その場合でも医師を過信しないこと、セカンドオピニオンを受ける、自分で良く知恵を絞ることを忘れないように。
  • メッセージを受け取る: 症状は体からの大変ありがたいメッセージです。それをしっかりと受け取って、考えて、適切に対処することこそが、病気の意味合いです。それをしなければ、治りが悪くなったり、また同じ病気にかかったり、慢性化したりすることになります。
  • 優しくする: 病気というのは家族の絆を強める大変良い機会です。看病してあげることで、家族の大切さを実感できますし、また看病されることで家族のありがたさ、愛情を確認することが出来ます。病気をきっかけで家族関係が変わる場合もあります。レイキを使うことで、それが良い方向へ起こすことが出来ます。

大らかに! 心配すな! 過保護は禁物!
「病気しないように」「病気になったら大変」と神経質になって、あれやこれやと気を使って、ビクビクしては絶対に行けません。ここに書いた症状や病気のメカニズムが分かってしまえば、ちょっとやそっとの病気や症状で一喜一憂する必要はありませんし、もしそうなってもレイキが使えるんだから心配する必要は何もありません。

子供のことを心配して、変に気を廻して、あれこれと策を講じるのは、結局のところ心も体も過保護にしてしまい、逆に子供の抵抗力や免疫力を下げることになります。「子供は風の子」とは良くいったもので、大人よりも抵抗力があるのですから、良い意味での自然のストレスはあった方が良いのです。

これは、食べ物でもそうです。絵に描いた健康な生活や、絵に描いたような健康な食生活をしている人で、本当に健康な人は見たことがありません。あれもダメ、これもダメ、ああすると体に良くない、こうすると毒になる、と神経質に色々気にしている人は、見た目にも冷たい、落ち着かない、イライラしやすいオーラになるものです。

本当に健康であれば、ちょっとやそっとの病気や症状でも、すぐに治ってしまいますし、また多少おかしな食べ物が体に入っても、体はきちんと解毒してくれます。そうやってたまにバランスを揺さぶってあげた方が、ホメオスタシスを維持するための良い訓練になるのです。逆に、こういった事が出来ない人が、不健康なのです。

これはもちろん、子供の面倒を見るなと言うことではないのです。観察は常にきちんとしてあげて下さい。観察はとても大事です。でも、寒いだろう~とか、暑いだろう~とか、大人の感覚で決めつけないこと。元気度をきちんと観察してあげて下さい。また、大いに悪いものを食べろとか、大いに不摂生をしろということでもありません。常に、五感、第六感を働かせ、知恵を働かせ、危険性があったら察知して下さい。

最後に
レイキを始めたばかりの人は、症状が出たときは、最初はなかなか上手く対応できないかもしれません。しかし、ここに書いたことを良く理解していただき、そして自分の経験を積んでゆけば、症状に対して不安なく対応できるようになってゆきます。そして、病気の意味や、それがもたらしてくれるプラスの面を上手に甘受できるようになってゆきます。私自身も、もしレイキがなかったら、このような理解や実践力は身につかなかったと思います。皆さんが豊富な経験をされてゆくことを願っております。

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